長年にわたる夫からのDVに悩む妻が子ども達が手を離れたため調停離婚した事例

離婚する際のいろいろな取り決め
目次

依頼を受けてから調停が成立するまで約1年6ヶ月(期日13回)

  •  妻 専業主婦
  •  夫 公務員
  •  子 2人(大学生,高校生)

夫は,婚姻当初より,気に入らないことがあると妻を恫喝して,自分の意見に従わせたり,お腹を集中的に殴るなどの暴力をふるっていました。また,妻ばかりでなく,子供にも日常的に精神的,肉体的暴力を繰り返していました。
妻は,長年にわたる夫からのDV,モラルハラスメントを受けてきたことにより心身が疲弊しており,子供達が一人暮らしを始め手が離れたため,離婚を決意し,調停を申立てました。

この件では,妻が,夫に対して強い恐怖心を抱いていたため,妻は調停には出席せず,最後の1回だけ調停に出ました。

調停では,離婚についてはお互い一致していましたが,財産分与の額,養育費の金額,終期等で激しく対立しました。そのため,毎回のように裁判官が間に立って調整が行われ,最終的には,以下の条件で離婚が成立しました。

ただし,財産分与670万円には,今後支払われる予定の退職金も含まれていたため,離婚時に財産分与の約6割を支払ってもらい,残りを退職時に支払ってもらうという形で調停が成立しました。

また,上の子は近く成人する予定でしたが,まだ大学生であることや,夫のそれまでの養育費支払状況等を踏まえ,大学を卒業する24歳まで養育費を支払ってもらうことになりました。

さらに長年掛けてきた学資保険の満期保険金については,一旦夫が受け取った後,妻に支払うという形で,妻が全額受け取ることになりました。

親権
養育費1人につき,月額7万円 但し,上の子に関しては,24歳まで
財産分与夫→妻 670万円
学資保険夫→妻 満期保険金相当額を支払う
年金分割1/2

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