DV夫から避難し、保護命令が発令された事例

目次

妻の代理・・・依頼を受けて解決するまで約2週間

  • 妻  パート
  • 夫(内縁関係)  無職
  • 妻の連れ子   1人(10歳)

内縁の夫(以下では、単に「夫」と表現します)は,数年前から働かず、パチンコに行ったり,家で酒を飲んでばかりいたことから、妻がパートをして、一家の生活を支えてきました。

その頃から、夫は気に入らないことがあると、暴力を振るうようになり、そのせいで、妻は、骨折したり、顔面があざだらけになることもありました。

そのため、妻は、何度か子供を連れて逃げ出していました。
しかし、妻が避難すると、夫は急に優しくなり、「自分が悪かった。二度と暴力はしないので、戻ってきて欲しい」などと懇願してくるので、妻はその言葉を信じて、夫のもとに戻っていました。

しかし、数日すれば、夫は、元に戻り、また暴力を振るうようになるのです。
ある時、夫の生活態度のことで口論になり、夫が、妻を押し倒し,顔面を足で踏みつぶすなどして,大けがを負わせました。

その際、目の前で見ていた子供に、「灯油を持ってこい。お前の母さんを目の前で焼いてやる」などとひどい剣幕でまくしたてました。
そのため妻と子供は、今までにない恐怖心にかられ、二度と戻らない覚悟で避難し、私のもとに相談に来られました。

緊急性が高かったため、すぐに裁判所に保護命令を申し立てました。
裁判所は、従前、妻が一時避難から戻っても,数日もすれば暴力を振るっていたことなどを考慮し、夫が今後も更なる暴力を加える可能性が高いと判断して保護命令を発してくれました。

監修者情報

法律事務所リベロ

所長 弁護士 渡辺秀行(東京弁護士会)

特許事務所にて 特許出願、中間処理等に従事したのち、平成17年旧司法試験合格。
平成19年広島弁護士会に登録し、山下江法律事務所に入所。
平成23年地元北千住にて独立、法律事務所リベロを設立。


弁護士として約17年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけている。

法律事務所リベロ

所長 弁護士 渡辺秀行

  • 東京弁護士会所属
  • 慶応大学出身
  • 平成17年旧司法試験合格

弁護士として約17年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけている。

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