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モラハラ夫と離婚した解決事例
離婚と親権問題に関する解決事例です。
家族構成
依頼者:妻(当時専業主婦)
相手方:夫(公務員)
子ども:長男,次男(ともに保育園児)
ご相談に至るまで
2005年 | 婚姻 |
2009年 | 長男誕生 |
2011年 | 次男誕生 |
2014年 | 別居開始,離婚調停申し立て |
2016年 | 離婚成立 |
期間当初から,夫は妻に対し威圧的な態度をとったり厳しい発言をしていました。
家計も夫が主導権を握っており妻の意見は全く聞き入れてくれませんでした。
そのため妻は常に夫に支配されているように感じるようになりました。
出産後からますます夫の態度は酷くなり,夫は積極的に育児に参加をしていたが
「こんなにしてやっているのに!」「大変そうだからしてあげた」等
妻に感謝を強いるような発言がありました。
また,「子どもは母親次第」と常々言っていたため,妻は育児をプレッシャーに感じるようになっていきました。
さらに別居直前には夫は不貞を働いているような不審な行動がありました。
ある日,妻は突然夫から離婚を告げられました。その際,家計や子育て等の妻に対する不満も多く言われました。
夫と妻の両親の3人で話し合いをするもうまくいかず,別居することとなりました。
妻も離婚する気であったため,知人の紹介で当事務所にご相談にこられました。
依頼から解決まで
「離婚調停,婚姻費用分担調停」と「夫と子どもの面会交流」の解決をご希望されました。
妻は離婚調停を申し立てました。夫との離婚には応じるものの,具体的な話し合いができなかったこと,
子ども二人の親権は妻も夫も希望していることが争点となりました。
調停では何度も話し合われましたが,不貞行為をしたことやこれまでの暴言に対し悪びれる様子もあまり見られませんでした。
また親権については「男手一つで育てる」「大変だがやれる(育てられる)自信がある」などの発言をしていました。
一方で子どもたちは別居後精神的に不安定になったり,夫との面会を嫌がる様になりました。
子どもたちの様子や夫の態度が変わらないこともあり,
調停では「離婚の成立」と「親権は母である申立人と定める」と決定されました。