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DV夫から避難し、保護命令が発令された事例
目次
妻の代理・・・依頼を受けて解決するまで約2週間
- 妻 パート
- 夫(内縁関係) 無職
- 妻の連れ子 1人(10歳)
内縁の夫(以下では、単に「夫」と表現します)は,数年前から働かず、パチンコに行ったり,家で酒を飲んでばかりいたことから、妻がパートをして、一家の生活を支えてきました。
その頃から、夫は気に入らないことがあると、暴力を振るうようになり、そのせいで、妻は、骨折したり、顔面があざだらけになることもありました。
そのため、妻は、何度か子供を連れて逃げ出していました。
しかし、妻が避難すると、夫は急に優しくなり、「自分が悪かった。二度と暴力はしないので、戻ってきて欲しい」などと懇願してくるので、妻はその言葉を信じて、夫のもとに戻っていました。
しかし、数日すれば、夫は、元に戻り、また暴力を振るうようになるのです。
ある時、夫の生活態度のことで口論になり、夫が、妻を押し倒し,顔面を足で踏みつぶすなどして,大けがを負わせました。
その際、目の前で見ていた子供に、「灯油を持ってこい。お前の母さんを目の前で焼いてやる」などとひどい剣幕でまくしたてました。
そのため妻と子供は、今までにない恐怖心にかられ、二度と戻らない覚悟で避難し、私のもとに相談に来られました。
緊急性が高かったため、すぐに裁判所に保護命令を申し立てました。
裁判所は、従前、妻が一時避難から戻っても,数日もすれば暴力を振るっていたことなどを考慮し、夫が今後も更なる暴力を加える可能性が高いと判断して保護命令を発してくれました。