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調停が不成立になった後も訴訟提起し和解離婚した解決事例
本事件の概要
家族構成および年表
依頼者 妻/40代/福祉職
相手方 夫/50代/無職
子 無し
財産/ローン 戸建て(ローンの有無は不明
1999年 | - | 入籍 |
2020年 | 6月 | 離婚調停申し立て |
同 | 9月 | 調停不成立(不成立) |
同 | 12月 | 離婚裁判第一回期日 |
2022年 | 3月 | 和解成立 |
来所までの経緯
婚姻当初から顔を殴るなどDVがあり、2004年から夫の拒否によりセックスレス状態になっていました。。
妻は妊娠を希望していたため、基礎体温をつけて性交渉を依頼するも、「女としての魅力がない」「へたくそ」「気持ち悪い」などと言われ拒否されていました。
また喧嘩の度に夫から「自分が正しく、お前が悪い」などと怒鳴り散らして暴言を吐かれるため、自尊心を失う一方、夫への情も消えていきました。その結果、家庭内別居状態になりました。
夫には元々身勝手な理由による転職癖があり、無職期間は都度夫を支えてきましたが、2020年春の退職を期に離婚調停を申し立て、その後当事務所に初めて相談のため来所されました。
解決までの流れ
調停が始まると、夫は突如態度を変え、「やり直そう」など殊勝な言葉を妻に伝え始めましたが妻はそれを一切拒否。当事務所のアドバイスの元、調停の段階で離婚に応じるよう内容証明を送ると、離婚には応じたものの財産分与について納得できない内容を提示されたため、調停は不成立に終わりました。
その後も妻の離婚の意思は固かったため、離婚裁判を起こすべく、当事務所へ正式に代理人として依頼されました。
訴訟においては、離婚・財産分与・慰謝料を請求。
相手方からは、相手方にとって不利な事情については全面的に「知らなかった」「そんなつもりじゃなかった」という稚拙な反論がなされました。
調停においては財産分与の点で折り合いがつきませんでしたが、訴訟による和解において、持ち家を売却し、その売却額の半分以上を妻が獲得することができました。
弁護士による解決のポイント
本人調停の時には財産分与において全く折りが合いませんでしたが,提訴後は弁護士の交渉により依頼者の納得のいく財産を確保することができました。
本件では,離婚裁判が終了した後も,約半年くらいかけて,お互いの弁護士間で荷物の引取,処分,持ち家の売却手続きなどのやりとりを行い,トラブルなく,財産を分け合うことが出来ました。
本来,離婚が成立した時点で,弁護士の業務は終了となりますが,当事務所では離婚後もご依頼者様のサポートをしております。安心してご相談下さい