【018サポート】DV避難で住民票が都内にないひとり親が実際に申請してみました!申請方法について解説します

リベ子

こんにちは。法律事務所リベロ事務員のリベ子です。
今回はニュースでも話題になっている東京都の子ども対象の給付金「018サポート」ですが、DV避難のため住民票が都内にない家庭も申請できるようでしたので、申請してみました!
申請の手順や、実際にやってみた感想をご紹介します!

11月27日時点で、申請率は対象者の約67%でした。まだ制度を知らない人、知っているけれど対象になっているか分からない人、知っているけれど申請方法が分からない、面倒だ・・・いろいろな理由があると思いますが、

  • 都内に住む18歳までの子どもは誰でももらえる
  • 申請は特別な事情等が無い限りはそこまで大変ではない(15分以内~30分以内に終わった人が半数以上
  • 申請開始した9月よりもシステムの改善がされており、より申請が分かりやすくなっている

ため、ぜひまだ申請していない人は記事を読んでいただき、申請されることをおすすめします!

目次

018サポートとは?

東京都が公表した、すべての子供の学びなどの育ちを切れ目なくサポートし、「子育てのしやすい東京」を実現するために新たに導入する子育て支援事業です。

東京都と地方では、教育費の負担が約5000円多いという背景から、実施されることになりました。

018サポートチラシ(東京都福祉局より)

対象者は?

  • 0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子供
  • 2023年度中に都内在住であること(住所の確認は各月1日時点の状況で行い、2023年度中に出生した子供や、都内に転入、都外に転出した場合は、都内に在住している月数に応じて支給)
リベ子

所得制限がないので、都内に住所があるお子さんをお持ちの方は誰でも給付されます!

支給額は?

一人当たり月額5,000円

令和5年度分(令和5年4月分から令和6年3月分)については、令和6年1月に一括で支給する予定です。

※都内に在住している月数に応じて支給。
※令和5年度中に出生した方、都内に転入した方、都外に転出した方も同様です。

申請方法はオンライン申請が便利(郵送も可)

都内在住の子育て世帯の方は誰でももらえるありがたい事業ですが、申請しないともらえないので注意が必要です!!

都内に住民票がある方は、お子さんの名前宛で東京都からオンライン申請の案内の書類が届いていると思います。

令和5年12月15日までに申請すると、最短で令和6年1月に振り込まれます。
支給は先着順ではありません。
(12月16日以降も申請できますが、振り込み時期はその分遅れそうです。)

2023/12/22更新・・・018ポータルサイトにて12月16日以降の申請の支給予定日が公開されていました!

12月16日以降に申請をいただいた場合の支給予定日は以下のとおりです。
〇 令和6年2月15日(木)までに申請 : 令和6年3月に支給
〇 令和6年3月15日(金)までに申請 : 令和6年4月に支給

申請方法について詳しくはこちら

東京都018サポートポータルサイト

※オンライン申請ができない場合、郵送での申請も受け付けます。
 郵送で申請するには、専用の申請書類が必要となるそうなので、コールセンターにお電話ください。

東京都018サポート給付金コールセンター0570-082-018
受付時間 午前9時~午後6時
(土・日・祝含む。12/29~1/3除く)

実際に申請してみた!申請手順について解説

では、実際に申請していきたいと思います。

リベ子の家庭状況

  • 18歳以下の子どもが2人
  • 都内に住民票がない状態
  • 令和5年4月1日以前から東京都に居住(国民健康保険の加入等の証明あり)
リベ子

それぞれのご家庭状況によって申請方法が変わってくる場合がありますので、「このような流れでやるんだな~」と参考程度にしてくださいね!

①申請を始める前に、必要書類と対象区分を確認する

STEP
018サポートポータルサイトにアクセス

東京都018サポートポータルサイト(リンクへ飛びます)

「~まずはここから!~必要書類・申請方法を確認」のボタンをタップ

STEP
必要書類のマスキングについての説明に移行するので、「必要書類・申請方法(対象者区分)を確認」をタップ

018サポートのオンライン申請のための身分証明方法には、2種類の方法があります。

  • 「TRUSTDOCK」というアプリでマイナンバーカードのICチップを読み取る
  • 対象の身分証明書の内2点をアップロードする

②の身分証をアップロードを選択する場合には、写真で身分証を取った後、「指定された個人情報に当たる部分」をマスキングする必要があります

リベ子

住民票が都内にない家庭の本人確認方法は「画像アップロードのみ」のようです。

STEP
対象者(子ども)または認定請求者(申請者)の状況についての質問に答える(子によっ
て状況が違っていた場合、対象区分について一人ずつ調べる)

Q1.対象者(子ども)または認定請求者(申請者)の状況について、該当するものを選択してください

「配偶者等からの暴力で避難しているなど、お住まいの情報の取り扱いに配慮が必要である※住民票の住所を移さずに避難している場合もこちらを選択してください。」に当てはまるので、チェックして「次の選択肢に進む」ボタンをタップ

Q2.認定請求者(申請者)は住民票上の住所と異なる場所に居住していますか?

「住民票上の住所と異なる住所に居住している」にチェックをして、「次の選択肢に進む」ボタンをタップ。

Q3.【対象者(子供)の国籍確認】対象者(子供)の国籍を選択してください。

「日本」にチェックし、「次の選択肢に進む」ボタンをタップ。

Q4.【対象者(子供)の年齢確認】申請日時点での対象者(子供)の年齢を選択してください

  • 2005年4月1日以前の生まれの方は対象外
  • 18歳未満とは、18歳に達する日(18歳の誕生日の前日)より前であることをいいます。

「18歳未満」にチェックし、「次の選択肢に進む」ボタンをタップ。

Q5.【その他事項の確認】該当するものを選択してください。

私はどれにも当てはまらなかったので、「上記のいずれにも該当しない」を選択し、「次の選択肢に進む」ボタンをタップ。

Q6.【都内在住期間の確認】対象者(子供)の令和5年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の都内在住期間について以下から該当するものを選択してください。

  • 転出予定日が未定(引っ越しが確定していない)場合は転出予定は無しとして登録
  • 転出(予定)日を申告せずに、実際に転出があった場合、都内に在住していなかった期間分は返納になるので注意

私は令和4年4月1日以前から都内に住んでおり、令和5年度中に都外へ引っ越す予定もないので、「対象者(子供)は、令和5年度4月1日以前から都内に在住し、かつ令和5年度中に都外への転出予定は無い」を選択し、「次の選択肢に進む」ボタンをタップ。

STEP
対象者区分が出てくるので、コピーかメモをしておく。

私は「B30-1」でしたので、メモしておきます。

※この対象者区分はオンライン申請の時に入力するので、必ずメモかコピーしておいた方が楽です!
(申請中に分からなくなった場合でも、一時保存して区分を確認することが可能です)

②必要書類を確認する

対象者区分が書かれたページの下部に、必要書類が書いてあるので確認します。

認定請求者(申請者)の必要書類

  • 本人確認書類(マイナンバーカード、免許証、パスポート、健康保険証、住民票等)のうち2点(アプリでマイナンバーを読み取る場合はマイナンバーカードのみ)
    ※本人確認書類として有効な書類の詳細はこちらのページで確認できます。
  • 申請者か対象者の子どもの名義の振込口座を確認できる書類(キャッシュカード、通帳の写し等)
  • 配偶者からの暴力を理由に避難している旨の申立(住民票上の住所と異なる場所に居住している場合)※WEB上で入力
  • 対象者の住民票上の住所を確認できる書類

対象者(子ども)の必要書類

  • 家族関係確認書類(以下のいずれか)
    • 健康保険被保険者証(認定請求者が対象者を扶養していることがわかるもの、対象者の住所が記載されているもの)
    • 対象者に係る住民票の写し(認定請求者と対象者について記載のあるもの)
    • 対象者の医療証(認定請求者と対象者について記載のあるもの、対象者の住所が記載されているもの)

③オンライン申請手続きをする

STEP
018サポートトップ画面から、「新規申請はこちら」ボタンをタップ
STEP
ページ中頃の「配偶者等の暴力で避難している方等新規申請」ボタンをタップ
STEP
新規ユーザー登録画面に進むので、メールアドレスとパスワードを入力して新規登録する。

パスワードは「英数字含む8文字以上」です。

STEP
登録したメールアドレスに届いた確認コードを入力し、「検証する」ボタンをタップ
STEP
マイページに飛ぶので、「申請はこちらから」をタップ
STEP
申請前の確認のページに飛ぶので、対象者に当てはまっているか確認し、「登録へ進む」をタップ

「配偶者等からの暴力で避難している方など、お住まいの情報の取り扱いに配慮が必要である」が表示されているか確認してください。

STEP
利用規約を読み、「上記に同意し、次へ進む」ボタンをタップ
STEP
誓約・同意事項の全てに同意したらチェックを入れ、「次へ進む」ボタンをタップ
STEP
対象者(子ども)の年齢を選択し「次へ進む」をタップ

私の二人の子どもはどちらも18歳未満なので、「すべての対象者(子供)が18歳未満である」にチェックを入れました。

STEP
本人確認方法を選択する

「その他の本人確認書類による申請(本人確認書類アップロード)」しか選択肢が無かったため、そのまま「次へ進む」ボタンをタップ

STEP
アップロードする本人確認書類の種類を選択する(二点分)

※本人確認書類は該当箇所をマスキングする必要があります。

本人確認書類の種類を選択すると、「どの面をアップロードすれば良いのか」「どの部分をマスキングすれば良いのか」がチェック項目で出てくるので、指示に従ってください。

(画像は健康保険証とマイナンバーカードの二点で本人確認する場合の例)

リベ子

マスキングは、
①スマホで取った写真を「編集」でペイントで塗りつぶす
②該当箇所を付箋やメモで隠した状態で写真を撮る
どちらでも隠れてればOK!

STEP
申請者情報を登録する

以下の申請者(親)の情報を登録します。

  • 申請者情報
  • 申請者の口座情報
  • 受取口座確認書類アップロード
STEP
対象者(子ども)情報を入力する

※ここで先ほど調べた対象者区分を入力します!

STEP
提出が必要な書類をアップロードする

必要な書類は

  • 対象者の住民票上の住所を確認できる書類→住民票の写真
  • 認定請求者が対象者を健康保険上扶養していることがわかる書類→健康保険証の写真

でアップロードしました。

STEP
申立の種類を選び、必要書類をアップロードする

「対象者と同居している旨の申立」をチェックし、「次へ進む」ボタンをタップ。必要書類がプルダウン形式で出てくるので、再度必要書類をアップロードします。

STEP
振込口座情報の登録をする

受取口座について、今回は申請者の名義の口座を選びましたので、新たな登録は無しです。「申請者の名義」にチェックを入れ、「次へ進む」ボタンをタップ。

STEP
対象者を追加し、対象となる子供の分について、STEP13~16の入力を行う。
STEP
登録内容を確認し、修正が無ければ「認定請求をする」ボタンをタップ
STEP
「申請完了」のページに移行したら無事申請完了!お疲れ様でした!

不備があった場合、東京都から連絡が行くそうなので、申請に対し不安があったら、まずは電話を待ってみたください。

実際に申請してみた感想とまとめ

いかがでしたでしょうか?まだ申請していないという方は、「こんな流れでやるんだな~」と参考にしていただけたら幸いです。

申請はアップロードする書類や、記入項目が多くてなかなか大変でした!

ですが、マスキング箇所を提示してくれたり、必要書類についてもその都度案内してくれるので、比較的わかりやすかったです 。今回の申請と同じ条件でなくても、案内にしたがって入力していけば大丈夫そうです。

一人当たり年間最大6万円がもらえるのはとてもありがたいですね!皆さんぜひ申請することをおすすめします!!

リベ子

審査の結果は12月16日以降にマイページ上にお知らせが来るようなので、それまで待ってみたいと思います。

著者情報

法律事務所リベロ 
事務員 リベ子

小学生と保育園児二人の子どもがいるシングルマザー。
子どもが出来てから専業主婦でしたが、夫のDVモラハラに悩んでいました。
ある日夫が激高した時に子どもを連れて外に逃げ、DV相談に電話し、自分がDV被害者であることを自覚。
財布とスマホのみ入ったリュック1つで3歳と5歳を連れてそのまま家出を決意
家無し職無し預け先無しで崖っぷちになる。シェルター、母子生活支援施設入居経験あり。
法律・行政・友達、たくさんの人の助けを借り、離婚調停を経て無事離婚が成立し、現在は育児に仕事に前向きに人生を取り組んでいます!

専業主婦が2人の未就学児を連れて夜逃げした離婚体験記を掲載しております。興味のある方はぜひご覧ください。

監修者情報

法律事務所リベロ

所長 弁護士 渡辺秀行(東京弁護士会)

特許事務所にて 特許出願、中間処理等に従事したのち、平成17年旧司法試験合格。
平成19年広島弁護士会に登録し、山下江法律事務所に入所。
平成23年地元北千住にて独立、法律事務所リベロを設立。


弁護士として約17年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけている。

法律事務所リベロ

所長 弁護士 渡辺秀行

  • 東京弁護士会所属
  • 慶応大学出身
  • 平成17年旧司法試験合格

弁護士として約17年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけている。

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