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モラハラ夫・モラハラ妻の特徴は?モラハラを見極める5つの特徴と対処法
早速ですが、みなさんは「モラハラ」と聞くとどのような行動を思い浮かべますか?
すぐ思いつくものとしては暴言が挙げられますが、その他にもモラハラに該当する行動や言動は多く存在します。
本コラムでは、そんな「モラ夫・モラ妻あるある」の5つの特徴をご紹介したいと思います。
具体的にどういった言動が該当するのかを記載してありますので、夫婦喧嘩とモラハラの違いがわからない方は参考にしてください。
モラハラとは?定義と基本的な特徴
モラハラとはモラル・ハラスメントの略称で、精神的な暴力を指します。この行為は言葉や態度による嫌がらせであり、被害者の心に深刻な傷を残します。
モラハラの特徴として、実際の身体的暴力とは異なり、外からは実態がわかりにくいという点があります。被害者が自衛の意識を持たない場合が多く、そのため支配され、傷つけられることがあります。モラハラは夫婦や親子、恋人、職場の上司と部下、同僚など、あらゆる人間関係の中で発生する可能性があります。
モラハラをする人に見られる5つの特徴
パートナーへ暴言を吐くタイプ
モラハラをする人は、相手の人格を否定する言葉や行動が特徴です。例えば、意図的に相手の価値をおとしめるような発言をし、精神的なダメージを与えます。これにより、相手の自己評価を下げさせたり、意欲を削ぐことを目的とします。
また、モラハラ加害者は些細なことに対して必要以上に怒りだします。そのため、家庭内でなにか問題が起こったとすると、全てパートナーのせいにして罵声を浴びせることがあります。客観的に見て「そこまで怒らなくても・・・」と言いたくなるようなことに対して、怒鳴ったり、長時間相手を責めたりするのはモラハラです。
- 学歴がないくせに俺に指図するな!
- 俺が買った家だ、おまえは出て行け。
- 男のくせに、なんでこんなこともできないのよ。
- あなたの稼ぎが悪くて苦労しているのよ。
- 外出時間に遅れた!準備が遅かったおまえが全部悪い!
- あなたがこんな所に物を置くから、落ちて壊れたじゃない!!!!!
また、暴言以外にもモラハラ加害者が言いがちな発言があります。
- うそをつく
モラハラ加害者は自分が優位に立つためには手段を選びません。
そのため嘘をつくことに対して抵抗がない人が多いです。 - 職場の人間や友人の悪口や文句ばかり言う
職場等で「あいつは仕事が出来ない」などと同僚の愚痴を多く漏らしている人は要注意で。
他者に愚痴をこぼすことにより同僚の価値を下げ社内で孤立させようとします。 - 子どもにパートナーの悪口を吹き込む
上記の内容と同じように、子どもにパートナーの悪口を吹き込むことで
子どもがパートナーをバカにするように仕向けます。
暴言に加えて、記載したような発言がある場合は要注意です。
態度で相手に恐怖心を植え付けるタイプ
直接的な態度は取らないものの、相手に気を遣わせるような雰囲気を出して精神的な負担をかける嫌がらせです。不機嫌な態度で相手の心を惑わせる、相手が自分に責任を感じるような誘導をするなど巧妙な手口をとり、相手を不安にさせ、相手を支配しようとします。
- 長時間にわたってパートナーを無視する
- わざと大きなため息をつく
- 舌打ちをする
- ドアを強く閉める、壁を殴る等 物にあたる
パートナーのお金の使い方に厳しいタイプ
何度も言うようにモラハラ加害者は自分が格上だと考えているため、、パートナーのお金の使い方に対して逐一難癖をつけてくる人は多いです。
反対に自分のお金の使い道をパートナーに注意されると激昂することもあります。
- 誰のおかげで生活できていると思ってるの??
- 俺が稼いだ金だ。無駄遣いするな!
- 俺が稼いだ金なんだから、どう使おうが俺の勝手だろう!!
パートナーを社会的に孤立させるタイプ
働かせない、人付き合いを制限させるなど、いわゆるパートナーを過度に束縛するような行為はモラハラです。
加害者は自分とパートナーとの間の支配関係が崩壊することを恐れているため、被害者を孤立させるために計画的に行動することがあります。
また、パートナーに対する執着心が異常に強く、その独占欲から束縛をしようとします。結果として、被害者は精神的に追い詰められ、依存せざるを得ない状況を作り出します。
試し行為をしてパートナーの不安をあおるタイプ
試し行為とは、パートナーの愛情を確認するためにわざと困らせるような行動や言動をとることを指します。パートナーがどういった対応をしてくれるかによって愛情を図っているのです。
これは男女問わず愛情に飢えているタイプのモラハラ加害者にありがちな行動といえます。自傷や自殺をほのめかして脅迫したり、パートナーに嫉妬されるため、わざと不安になるような発言をします。
- 離婚するなら死んでやる!
- 今日、職場の女性に食事に誘われた。まぁ、断ったんだけどね。
モラハラの具体的対処法
信頼できる第三者に相談する
モラハラの被害に遭った際にまず心掛けたいのは、信頼できる第三者への相談です。家庭内であれば、友人や家族だけでなく、心理カウンセラーや専門家も頼りにすると良いでしょう。このような相談の場では、自分の置かれた状況を客観的に判断してもらうことができ、具体的な対策を考える上での助けになります。また、他人に相談することで心理的な負担が軽くなる効果も期待できます。
弁護士に相談する
モラハラの態度や言動がエスカレートし、精神的な被害が深刻化する場合、法的対策を検討することも重要です。特に夫婦間でのモラル・ハラスメントが離婚の原因になる場合、この選択肢は重要です。
弁護士に相談し、証拠を揃えた上で法的な措置を取ることが被害を未然に防ぐ場合があります。また、法的アプローチは心の支えとなり、被害者が支配から解放されるための道筋を明らかにする手段となります。
自分の限界を知り、適切な距離を保つ
モラハラの被害に対処するには、まず自分の限界を理解し、その境界を超えないようにすることが必要です。自己犠牲の精神が強く、自分の意見をあまり表に出せない場合でも、自分の精神的健康を守るため、自分にとって無理のない範囲を設定しましょう。
また、加害者と適切な距離を保つことも重要です。そのためには、日常的にどのように距離を置くのかを戦略的に考えることが有効です。これには、必要な場合に制限を設け、物理的、精神的なスペースを確保する努力が含まれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「この行動なんとなく嫌だったけど、モラハラに該当するんだ!」と思えるような特徴もあったかと思います。
このようなパートナーの行動で別居や離婚を検討している方は、弁護士や第三者機関等に相談し、今後の方針を考えていくと良いでしょう。
法律事務所リベロでは、DVモラハラ事件に携わって17年の所長弁護士がご相談をお受けしております。DVモラハラや相手の暴言にお悩みの方は、お気軽にお問合せください。