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夫は絶対謝らない…私だけが謝る、苦しい夫婦の不公平な関係

監修者:弁護士 渡辺秀行 法律事務所リベロ(東京都足立区)所長弁護士

監修者:弁護士 渡辺秀行

 法律事務所リベロ(東京都足立区)
 所長弁護士

夫婦喧嘩になるたび、いつも先に謝るのは自分ばかり――。
「相手は絶対に謝らないから、面倒で自分が折れる」
「謝ればその場は収まるし、円満な証拠かも…」

そんなふうに我慢してきた方も多いのではないでしょうか。

けれども、心の奥でこんな違和感を感じていませんか?

  • 喧嘩しても相手は絶対に謝らない
  • 謝っても同じことでまた責められる
  • 「自分さえ我慢すれば」と思い続けて疲れてしまう

もし当てはまるなら、「これは本当に普通の夫婦喧嘩なの?」「もしかしてモラハラなのかも・・・」と考えるのは自然なことです。

本記事では、「夫婦喧嘩でいつも謝ってしまう心理」や「普通の夫婦喧嘩とモラハラの違い」、そして自分を守るためにできることを、法律事務所の視点も交えて解説します。

目次

夫婦喧嘩でいつも自分が謝ってしまう理由

「自分が謝れば早く終わる」「喧嘩になるのが怖い」――。
このような理由から、自分ばかりが謝るパターンに陥りやすくなります。
一見、家庭円満のための工夫のように思えますが、背景には相手との力関係の偏りが隠れていることがあります。

謝ってしまうのは“対等な喧嘩”ではないサイン?

謝ることが習慣化している場合、お互いに意見を出し合える「対等な関係」ではなくなっています。

  • 自分の感情が軽視され、相手の言い分ばかりが通る
  • 謝っても問題は解決せず、同じ繰り返しになる
  • 相手のペースに無意識に合わせ、服従的になる

こうした関係は、表面的には穏やかでも、内側に違和感が積み重なります。

自己否定が習慣化してしまう心理

「どうせ自分が悪い」と思い込む心理は、一度定着すると繰り返されます。
謝ること自体が自己否定の習慣となり、気づかないうちに自信を削ってしまうのです。

夫婦円満のための“我慢”の落とし穴

喧嘩を避けるために謝るのは自然な反応です。
しかし、習慣化すると「自分の気持ちを犠牲にする関係」が続き、ストレスや不信感が積み重なります。

特に相手が外では温厚で、家庭内でだけ支配的になる場合、被害者は「自分が間違っているのかも」と混乱しやすくなります。これは典型的なモラハラの構造です。

普通の夫婦喧嘩とモラハラの違い

普通の夫婦喧嘩

  • 双方が感情的になるが、落ち着けば関係が修復する
  • どちらも謝ることがある
  • 「自分も悪かった」と納得できる

モラハラ的な喧嘩

  • 一方的に謝らされる
  • 謝っても問題が解決せず、同じことを繰り返す
  • 家庭内で支配と服従の関係が固定化する

いつも謝る自分への違和感と心理のメカニズム

繰り返し謝っていると、次のような心理が働きます。

  • 相手の気持ちを優先してしまう
  • 「謝れば早く終わる」と思い込む
  • いつの間にか「謝るのが当然」になる

背景に支配的な関係があると、違和感を無視しがちになります。

自分を責める習慣が心身に与える影響

自己否定が続くと、心身の不調につながります。

  • 慢性的なストレスや不安感
  • 睡眠障害(寝つきが悪い、夜中に目が覚める、熟睡できない)
  • 消化器系の不調(胃痛、食欲不振、下痢・便秘)
  • 頭痛や肩こり、体のだるさ
  • 気分の落ち込みや無気力感

自分の心を守るために今日からできること

  • 喧嘩の記録をつける:相手の言動や自分の反応をメモ
  • 謝る前に一呼吸置く:本当に自分の責任か考える
  • 距離を取る:部屋を分ける、外出して気分転換する

小さな行動でも、自分の心を守る助けになります。

悩んだときの次の一歩

一人で抱え込むと心の疲れは強まります。

  • 信頼できる人に相談する
  • 専門家に話して客観的な意見を得る
  • 「改善したいけれど、自分を犠牲にしない」という視点を持つ

離婚を視野に入れる場合にやっておくべきこと

  • 家庭内でのやりとりを記録する
  • 信頼できる人に共有しておく
  • 弁護士に相談し、権利や安全を確認する

記録は法的手続きの際に有効な証拠となります。早めの相談で、冷静な判断が可能になります。

まとめ

夫婦喧嘩で自分ばかりが謝ってしまう背景には、無意識の自己否定や支配的な関係がある場合があります。
「自分のせいではないのに謝らされる」状況は、心身の負担を増やし、モラハラの一形態であることも少なくありません。

大切なのは、違和感を無視せず、自分の気持ちを認めること。
記録をとり、一呼吸置き、信頼できる人や専門家に相談することから始めましょう。

そして、必要であれば法律の専門家に早めに相談し、自分の権利と安全を守る準備を整えてください。
小さな一歩が、心を守り、健全な関係を築く力になります。

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所長 弁護士 渡辺秀行(東京弁護士会)

特許事務所にて 特許出願、中間処理等に従事したのち、平成17年旧司法試験合格。
平成19年広島弁護士会に登録し、山下江法律事務所に入所。
平成23年地元北千住にて独立、法律事務所リベロを設立。


弁護士として約18年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。
離婚相談件数750件超。極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけています。離婚・DV・モラハラでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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所長 弁護士 渡辺秀行

  • 東京弁護士会所属
  • 慶応大学出身
  • 平成17年旧司法試験合格

弁護士として約18年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。離婚相談件数750件超極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけています。

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