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妻の共有財産の使い込みが原因での離婚を成立させた事例
目次
依頼を受けてから協議離婚が成立するまで・・・約6ヶ月
- 夫 会社員
- 妻 専業主婦
- 子 なし
ご相談までの経緯
結婚して10年になりますが,婚姻期間を通じて,妻が夫の預貯金を管理していたため,夫には自分の資産の状況がどうなっているのか判らないままでした。
ところが,ある時,自分の収入及び夫婦の生活状況からしてあまりに貯蓄が少ないことに気づき,妻に対して,不信感を抱くようになり,次第に夫婦関係が悪化し,当事務所に相談に来られる半年くらい前から別居生活を送っていました。
リベロのサポート
当事務所に相談に来られてから,各銀行の取引履歴等を取り寄せ確認したところ,生活費以外に,約3,000万円以上の使途不明金が引き出されていることが判明し,そのため夫は離婚の意思を固めました。
当初は,夫が自分で離婚の話し合いをしていましたが,妻の父親が執拗に介入するなどしてきたため,話し合いがこじれてしまっていました。そのため当職が代理人として依頼を受け,もう一度,話し合いをやり直すことになりました。話し合いの間,妻の父親が何度か介入してきて,話し合いが難しくなりかけましたが,最終的には,妻が引き出した多額の使途不明金等については不問に付すこととし,そのかわり,妻から夫に400万円を財産分与するとともに,妻は,将来夫が取得する年金(合意分割を含み,3号分割請求は含まない)に関して,一切の権利を主張しないという条件で,離婚を成立させることが出来ました。
財産分与 | 妻→夫 400万円 |
年金分割 | 妻は,年金分割の放棄(3号分割請求は除く) |