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離婚の話し合いが進まない…疲れたあなたへ!今すぐできる4つの対策

監修者:弁護士 渡辺秀行 法律事務所リベロ(東京都足立区)所長弁護士

監修者:弁護士 渡辺秀行

 法律事務所リベロ(東京都足立区)
 所長弁護士

「もう離婚したいのに、話し合いが全然進まない…」

  • こちらが何を言ってもはぐらかされる
  • 黙り込んでしまう
  • 条件で激しく対立する

こんな状況が何ヶ月も、あるいは何年も続くと、心も体も疲れ果ててしまいます。

でも安心してください。話し合いが平行線になるのには理由があり、今日からできる具体的な方法で少しずつ前に進める可能性があります。

この記事では、話し合いが進まない代表的なパターンと、心を守りながら離婚協議を前に進める4つの具体策をわかりやすく解説します。

目次

離婚の話し合いが進まない3つの代表的なパターン

① 相手が話し合い自体を拒否してくる

話し合いを持ちかけても、

  • 無視される、LINEを既読スルーされる
  • 「今は忙しい」「あとで」と逃げられる
  • 黙り込んでしまう

こんな状況では、話し合いのテーブルにすら乗っていない状態です。
一度感情的になってしまうと、相手がますます話を避ける悪循環に陥ります。

② 条件面で意見がかみ合わない

  • 親権や養育費、財産分与などで激しく対立
  • 相手が一方的な条件を突きつけてくる

このようにお互いが「自分が正しい」と主張し続けると、議論は堂々巡りになり、平行線が長引きます。

③ 過去の感情的なしこりが大きすぎる

離婚の話し合いが進まない背景には、怒りや恨み、プライドなど過去の感情が影響している場合があります。

  • 怒りや恨み、プライドが邪魔をして話が進まない
  • 「そもそも謝ってほしい」「一言も謝らないから許せない」

こうした感情のもつれが整理できていないと、どんな理屈を並べても話は前に進みません。

話し合いが進まないときにやってしまいがちなNG行動

離婚の話し合いがうまくいかないと、焦りや苛立ちから、つい次のような行動をとってしまいがちです。しかし、どれも逆効果になりやすいので注意が必要です。

  • 感情的に責め立てる
    → 相手はますます心を閉ざし、話し合いから逃げる原因になります。
  • 一方的に条件を押しつける
    → 譲歩を求める態度が強いと、平行線がさらに長引きます。
  • 勝手に別居や引っ越しをする
    → 安全上の理由で別居する場合は例外ですが、自己判断で動くと法的トラブルのリスクがあります。
  • 無理に離婚届を書かせようとする
    → 迫ることで相手が拒絶・逆ギレし、協議が完全に止まることもあります。

ただし、別居、引っ越しについては、相手がDVやモラハラをしてくるようなケースでは、この限りではありません。
身の安全が脅かされるような状況では、まず自分を守ることが最優先です。
黙って別居することが必要になる場合もありますが、その場合も事前に専門家や弁護士に相談しておくと、法的にも安全な対応がとれます。

離婚協議が平行線のときに試すべき4つの方法

話し合いが進まないとき、無理に動くより「冷静に少しずつ前に進む方法」を試すことが大切です。ここでは、今日からできる4つの具体策を紹介します。

1.一度、冷却期間を置く

感情が高ぶった状態では、建設的な話し合いはできません。
「少し時間を置くことで落ち着いて考えられる」
これだけでも、相手とのやり取りがスムーズになる場合があります。

2.書面やLINEでやり取りする

口頭での話し合いが難しい場合は、文字にして伝える方法が有効です。

  • 冷静に内容を整理できる
  • 記録として残るので、後で振り返りやすい

文章でのやり取りは、感情に巻き込まれずに伝える力を助けます。

3.弁護士など第三者に介入してもらう

当事者だけでの解決が難しい場合、法律の専門家を間に入れることで状況が動くことがあります。

  • 感情的なやり取りを避けられる
  • 法的に妥当な条件を整理できる
  • 相手に「真剣に話し合う必要がある」と認識させやすい

4.家庭裁判所に調停を申し立てる

どうしても協議が成立しない場合、家庭裁判所での「離婚調停」を活用できます。

  • 中立的な第三者が間に入ることで、話し合いが整理されやすい
  • 合意が難しくても、記録として残すことができる
  • 必要に応じて、調停を経て裁判に進むことも可能

弁護士に相談するメリット

離婚協議が難航しているとき、早めに弁護士に相談することは非常に有効です。

  • 相手とのやりとりをすべて任せられる
    相手との直接のやり取りでストレスを抱える必要がなくなります。
  • 法的に妥当な条件を整理できる
    親権・養育費・財産分与など、離婚条件を冷静に整理して主張できます。
  • 離婚後の生活設計も見据えてアドバイスが受けられる
    将来の不安を減らし、安心して次の一歩を踏み出せます。

特に相手が話し合いを拒否するケースでは、弁護士を通すだけで相手の態度が変わることも少なくありません。
感情的になりやすい相手に直接対応するより、専門家を介する方が安全で効果的です。

まとめ:悩み続けるより一歩進む選択を

離婚の話し合いが進まない状況は、心身の大きな負担になります。
大切なのは、一人で抱え込まず、冷静に状況を整理することです。

  • 話し合いの記録をつける
  • 感情的になったら一呼吸置く
  • 書面や第三者を活用して少しずつ前に進む

必要であれば、早めに弁護士に相談し、自分とお子さんの安全・権利を守ることも重要です。

小さな一歩が、心を守り、将来の生活を守る大きな力になります。
悩み続けるだけの毎日から抜け出し、まずは今日からできることを少しずつ始めましょう。

法律事務所リベロの
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  • 当事務所はお受けする離婚事件の7、8割がDVモラハラ事件です。豊富なノウハウと実績があります。
  • 離婚事件に携わり18年の所長弁護士が、ご相談からアフターフォローまで責任を持って対応いたします。
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所長 弁護士 渡辺秀行(東京弁護士会)

特許事務所にて 特許出願、中間処理等に従事したのち、平成17年旧司法試験合格。
平成19年広島弁護士会に登録し、山下江法律事務所に入所。
平成23年地元北千住にて独立、法律事務所リベロを設立。


弁護士として約18年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。
離婚相談件数750件超。極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけています。離婚・DV・モラハラでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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所長 弁護士 渡辺秀行

  • 東京弁護士会所属
  • 慶応大学出身
  • 平成17年旧司法試験合格

弁護士として約18年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。離婚相談件数750件超極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけています。

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