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夫がすぐ怒鳴る…それって普通?“怖い”と感じたらDVモラハラのサインかも

監修者:弁護士 渡辺秀行 法律事務所リベロ(東京都足立区)所長弁護士

監修者:弁護士 渡辺秀行

 法律事務所リベロ(東京都足立区)
 所長弁護士

「夫がすぐ怒鳴る」「旦那の言い方がきつくて傷つく」「人前で怒鳴られて恥ずかしい」

こうした悩みを一人で抱えていませんか?
怒鳴られることに慣れてしまっていると、自分の感覚を疑ってしまうこともあるかもしれません。

ですが、「怖い」「緊張する」と感じるなら、それは精神的DVやモラハラのサインの可能性があります。
本記事では、怒鳴る夫との関係に潜むリスクと、問題にどう向き合うかについて解説します。

目次

夫がすぐ怒鳴るのは「精神的DV」かもしれません

突然怒鳴る、威圧的な態度で責める——こうした言動は単なる短気とは異なり、精神的DV(精神的虐待)の一種と考えられます。
大声で怒鳴ることで相手を黙らせ、コントロールしようとする行為は、支配の構図を強める原因となります。

「言うことを聞かないから」「分からせるためには仕方ない」といった言い訳は、行動を正当化しようとするものですが、怒鳴ること自体が相手の尊厳を傷つける行為であり、決して正当化できるものではありません。

日常的に怒鳴られることの影響

日常的に怒鳴られることで、心身には深刻なダメージが蓄積します。慢性的なストレス状態が続くと、不安感や抑うつ症状を引き起こしやすくなります。
また、怒鳴られる経験は自己肯定感を著しく低下させ、判断力や集中力の低下にもつながります。精神的DVは見過ごされがちですが、健康への影響は決して軽視できません。


怒鳴られて「怖い」と感じるのは、心が危険を察知しているサイン

怒鳴られたとき、体が硬直したり、言葉が出なくなったりした経験はありませんか?
それは、危険を察知したときに自然に起こる心と体の反応です。

つまり、「怖い」「身構えてしまう」といった反応は、感じすぎではなく、危険に対する正常なセンサーだと言えます。
日常的に怒鳴られることで、常に緊張感のある生活を送っているなら、それは「家庭内の問題」で片づけられる範囲を超えている可能性があります。

怒鳴られることが脳に与える影響

怒鳴られることは感情的な苦痛だけでなく、脳にも影響を及ぼします
海外の研究では、子ども時代に日常的に怒鳴られた経験がある人は、感情の調整やストレス反応に関わる脳の一部(前頭前野や扁桃体)が萎縮する傾向が示されています。

これらの脳の変化は、不安やストレスへの対応力の低下など、心身の健康に長期的な悪影響を及ぼす可能性があります。
大人であっても、怒鳴られることが続くと慢性的なストレス状態となり、同様の影響を受けるリスクがあるため、決して軽視できません。


人前で怒鳴るのは、「恥をかかせる」という形のモラハラ

外出先や親族の前で大声で責める。そんな場面があるとしたら、それは「恥をかかせることで支配しようとする行動」と捉える必要があります。
本人にはそのつもりがなくても、人前で怒鳴る行為には、相手を小さく見せ、優位に立とうとする心理が含まれていることがあります。
繰り返されると、「どうせまた怒られる」と外出自体が億劫になり、社会とのつながりが弱くなってしまうケースも見受けられます。


「言い方がきつい」「冷たい口調」も、積み重なると精神的DVに

怒鳴らないからといって問題がないわけではありません。
日常的に威圧的な口調で責められたり、見下すような態度を取られたりすることも、精神的DVにあたるケースが少なくありません。

例えば、「だからお前はダメだ」「黙れ」といった言葉が繰り返されると、自己肯定感が低下し、反論する意欲すら失われてしまいます。
言葉による暴力は形が見えにくいため見過ごされがちですが、積み重なることで深い心理的ダメージを与えます。


「旦那が怖い」と感じた時点で、無理に我慢する必要はない

夫に対して「怖い」と感じている場合、それは関係に何らかのゆがみが生じているサインです。
「怒らせないように気をつけなければ」と常に緊張しながら生活することは、心にも体にも大きな負担となります。

「自分の感じ方が大げさなのかも」と思ってしまうかもしれませんが、恐怖を感じているという事実は、十分に問題を考えるきっかけになります。
まずは、自分の感覚を信じることが大切です。あなたの感じている「怖さ」は決して間違いではありません。


まとめ:怒鳴られる日常に慣れなくていい。まずは「怖い」を見つめ直してみて

「夫婦だから、多少はあるもの」
「私が我慢すれば、うまくいくはず」

そのように考えて耐え続けてしまうと、状況は改善しないどころか、悪化するケースもあります。
怒鳴られることに慣れてしまう前に、自分の感覚を信じて、少し立ち止まることが大切です。

必要に応じて、第三者や専門家に相談することも、選択肢の一つとして検討してみてください。
関係を見直すことは、決して悪いことではありません。

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法律事務所リベロ

所長 弁護士 渡辺秀行(東京弁護士会)

特許事務所にて 特許出願、中間処理等に従事したのち、平成17年旧司法試験合格。
平成19年広島弁護士会に登録し、山下江法律事務所に入所。
平成23年地元北千住にて独立、法律事務所リベロを設立。


弁護士として約18年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。
離婚相談件数750件超。極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけています。離婚・DV・モラハラでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

法律事務所リベロ

所長 弁護士 渡辺秀行

  • 東京弁護士会所属
  • 慶応大学出身
  • 平成17年旧司法試験合格

弁護士として約18年にわたり、「DV・モラハラ事件」に積極的に携わっており、「離婚」等の家事事件を得意分野としている。離婚相談件数750件超極真空手歴約20年。
悩んでいる被害者の方に「自分の人生を生きてほしい」という思いから、DVモラハラ加害者との対峙にも決して怯まない「知識・経験」と「武道の精神」で依頼者を全力でサポートすることを心がけています。

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